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こんにちは

森井です。

 

7月ももうすぐ終わりますね。

お盆は帰省される方が多いでしょうか。

もしご予定ない方いらっしゃいましたら、九州にふらっと旅行はいかがですか。

 

九州に行ったら見てもらいたい建物があります。

由布院駅です。

建築にほとんど興味がなかったころから、

この建物には魅了されています。

記憶に残る駅です。

 


 

木造、平屋。

天窓から光が差し込み、どこか教会のような建物。

中世ヨーロッパの大聖堂をイメージした建物と聞くと

駅から続く温泉街とちぐはぐになりそうですが、このレトロな雰囲気が妙に溶け込んでいます。

 

少し早めに駅について、電車を待つ間、駅内やギャラリーを見たり、

由布岳を眺めのんびり時間を過ごすと、より由布院の魅力を知ることができます。

足湯もお勧めです。

 

 

 

 

由布院駅

設計 磯崎新

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


                            

こんばんは、七條です。
先日、日本建築学会賞受賞者の講演会に行ってまいりました。
今回の受賞作品、受賞者は
・流山市立おおたかの森小・中学校、
おおたかの森センター、こども図書館/シーラカンスアンドアソチエイツ
・武蔵野プレイス/kwhgアーキテクツ
・竹林寺納骨堂/堀部安嗣
です。
内容は受賞者本人による作品のプレゼンテーション、審査員による総評・質疑応答が中心でした。
私は堀部さんの建築がとても好きで、
一度お目にかかりたい!という気持ちで参加しました。
今回短い時間ではありましたが、
「宝」と呼べる尊いものを得られたような気がしています。
まずは堀部さんの生の声を聴けたこと。
自身の建築に対する価値観やスタイルを淡々と話す姿は、
自分だから出来ること、反対に自分には出来ないことを穏やかに受け入れ、
そのスタイルを静かで激しい情熱をもって貫かれているようでした。
「歴史ある素晴らしい建築(今回であれば竹林寺の既存建築物)に対峙したり、
何か独自性を加えることで勝ろうという気持ちはない、そういった前向きな諦めがある」
「想いから形が生まれ、また想いに還っていくような建築をつくりたい」
「そんな謙虚なことを言っているようだが、誰も見たことのない自分にしかできない新しい建築をつくりたいという傲慢さもある」
堀部さんの言葉は偽りなく、すっと自分の体内に溶け込んでいきました。
もうひとつ感動したことが、日本建築学会の建築を評価をする「価値観」です
これを「基準」と言わないのは、「基準」が明確化していないからです。
そこもある意味で良いと感じた理由です。
数ある建築の中で真っ先に受賞が決まったのが、この納骨堂だそうです。
正直驚きました。もっと近未来的で規模が大きいものを評価するものだと勝手に思い込んでいました。
ある程度、候補が絞られた段階で審査員総出で各作品を実際に見に行ったそうです。
その後の投票で即決まったのが納骨堂
堀部さんにしか成し得ない素晴らしい建築だ、と。
実は昨年四国旅行に行った際、予定のなかった竹林寺に訪れた際
この納骨堂を偶然発見しました。
敷地の片隅にあまりにもひっそりと佇んでいて、遠目で見る分には特に興味がわかなかったのですが、
アプローチに足を踏み入れた瞬間、なんとなく心惹かれてそのまま中に入っていきました。
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小さくて建物としての強い主張も特にない建築です。
ですが、空間の構成や光の入り方、素材の使い方
それらが相まった静謐な空間に心を大きく揺さぶられ長いこと佇んでしまいました。
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誰が設計したのか気になり、調べてみたら堀部さんだったのです。
そのときの、感動は今でも忘れられません。
納骨堂という場所にも関わらず、竹林寺で一番心休まる場所だといって造り付けのベンチで読書をされている方もいらっしゃるそうです。
人の心を動かす建築は
用途や規模や有名無名は全く関係ないのだと思います。
建築がもつ原始的で純粋な力を
建築学会が評価したことに感動しました。
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他の2作品は賛否両論分かれたそうです。
意匠や構造など建築的なことから、そもそもこの敷地にこのような建物が必要なのか?!という企画段階の話まで議論は多岐に渡ったようです。
想像以上に評価軸は多様で、ハード面に限らずソフト面も大きく関わっているようでした。
最後にシーラカンスの小嶋さんが
何をもってこの建築を良しとしたのか「言語化」して共有すべきだということを仰っていて大きく共感しました。
人の感覚は曖昧です。共通言語化するというフェーズはあらゆる場面で求められることなのではないでしょうか。
「我々は何を価値とするのか」
見失ったとき、立ち戻れる指針のようなもの
講演会後、堀部さんにご挨拶をし
四国旅行のエピソードをお伝えしたら急に顔色がぱあっと明るくなって興味しんしんに聞いてくださいました。
なんとも素敵な夜だった。
建築の道を進む勇気と希望をいただいたような気がしています。
大切なものを見失わないで進んでいきたいと思います。
七條
 


                            

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